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アエリナイト
アエリナイト(Aerinite/アエリナイト)は、主にカルシウム・ナトリウム・アルミニウム・鉄・マグネシウムを含む、稀産の炭酸塩を伴うイノケイ酸塩鉱物で、現在はおおよそ Ca₄(Al,Fe,Mg)₁₀Si₁₂O₃₅(OH)₁₂(CO₃)・12H₂O で表される複雑な組成を持つことが知られています。結晶系は三方晶系に属し、実際の産状では繊維状〜微細繊維の塊状・被膜状集合として産出し、色は空色〜青〜青緑色で、モース硬度は約3です。産地としてはスペイン・ピレネー山脈(アラゴン地方エストピニャン・デル・カスティーリョ周辺など)が典型で、ドロライトなど塩基性岩の低温熱水変質帯において、プレーナイトやゼオライト類と共生します。 その鮮やかな青色から、中世ロマネスク教会の壁画に用いられた青色顔料としても知られ、スペインおよび南フランスのフレスコ画から産出が確認されています。アエリナイトは産出地域が限られたレアミネラルであり、空色〜青緑色の繊維状集合と歴史的な顔料としての背景も相まって、鉱物コレクターに人気の高い青色鉱物のひとつです。
