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ナミビア産の蛍石(フローライト/Fluorite)は、Okorusu Mine(オコルス鉱山)やErongo Mountains(エロンゴ山地)などから、色彩や結晶形の異なる多彩な鉱物標本が産出しています。緑、紫、青、黄などの色調に加え、複数の色が入り組んだ色帯やゾーニング、蛍光、光源によるカラーチェンジを示す標本も知られています。
ナミビア北中部のOkorusu Mineは、カーボナタイトと密接に関係して形成された大規模な蛍石鉱床です。フッ素に富む熱水がカーボナタイトや周囲の炭酸塩岩に作用し、岩石を交代することで蛍石鉱体が形成されました。その後、空隙などには紫色や緑色を主体とする比較的大きなフローライト結晶が成長し、さらに後期には黄色のフローライトも形成されたことが研究されています。
Okorusu Mine産の標本には、緑・紫・青などが複雑に組み合わさった、いわゆる「迷彩色」を思わせるゾーニングや、紫色のスポット状模様、ラズベリー系の色調を持つものなどがあります。当店掲載品には長波紫外線で蛍光する標本や、白熱灯下でカラーチェンジを示すものもあり、色彩だけでなく結晶内部の成長構造を観察できることも特徴です。
一方、ナミビア西部のErongo Mountains・Karibib周辺からも特徴的なフローライトが産出し、多面体の結晶や玉滴石(ハイアライト)など他鉱物を伴う標本が見られます。当店ではOkorusu MineやErongo Mountainsをはじめ、さまざまなナミビア産フローライト標本を取り扱っており、産地によって異なる色彩、ゾーニング、結晶形、蛍光、カラーチェンジ、共生鉱物などを比較しながらご覧いただけます。
