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石質隕石について
石質隕石(Stony Meteorite)は、ケイ酸塩鉱物を主体とする岩石質の隕石で、大きくコンドライトとエイコンドライトに分けられます。鉄隕石のように金属を主体とするのではなく、オリビンや輝石、長石などの鉱物を多く含み、外見や内部組織は分類や母天体によって大きく異なります。
コンドライトは、初期太陽系の物質を比較的よく保存している隕石で、多くの種類にはコンドルールと呼ばれる小さな球状組織が含まれています。普通コンドライトは鉄・金属量や鉱物組成などによってH、L、LLに分類されるほか、炭素質コンドライト、エンスタタイトコンドライト、R(Rumuruti)コンドライトなど、組成や形成環境の異なるさまざまなグループがあります。
一方、エイコンドライトは母天体で溶融や分化、再結晶などの過程を経験した石質隕石で、一般にコンドライトとは異なる火成岩的な組織を示します。ユレイライト、HED隕石、オーブライト、アングライトをはじめ、分類群が確定していないUngrouped achondriteなど多様な種類が知られています。月隕石や火星隕石も、広い分類では石質のエイコンドライトに含まれます。
当店では、チェリャビンスクをはじめとする普通コンドライト、Rコンドライト、エンスタタイトコンドライト、ユレイライト、分類群未定のエイコンドライトなど、さまざまな石質隕石標本を取り扱っています。標本によっては大気圏突入時に形成された溶融皮殻(フュージョンクラスト)や、内部のコンドルール、金属粒、角礫状組織などを観察することができ、形成過程や母天体の違いによる多様な特徴を楽しむことができます。
