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フローライト イギリスについて

イギリス産の蛍石(フローライト/Fluorite)は、世界的に知られる鉱物標本産地を数多く持ち、とくにイングランド北部・County DurhamのWeardale(ウェアデール)は、透明度や色彩に優れたフローライト結晶の産地として著名です。緑、紫などの多彩な色調やゾーニング、美しい立方体結晶や貫入双晶などが見られ、蛍光を示す標本が多いことも大きな特徴です。

WeardaleはNorthern Pennine Orefield(北ペナイン鉱床地域)の中心部に位置し、熱水性の鉱脈中にフローライトが豊富に形成されています。フローライトは石英、方鉛鉱などの鉱物とともに産し、長い鉱山活動の歴史を通じて工業用の蛍石だけでなく、優れた結晶標本も数多く産出してきました。

Weardale産フローライトの中には、長波紫外線だけでなく太陽光の下でも蛍光が認識できる「daylight fluorescence」を示すものが知られています。結晶の透明度、色調、ゾーニング、双晶、共生鉱物、蛍光の強さなどが産地や鉱脈、ポケットによって異なり、それぞれを比較できることもイギリス産フローライト標本の魅力です。

現在ではDiana Maria MineやLady Annabella Mineをはじめ、Weardale周辺のさまざまな産地から特徴的なフローライト標本が知られています。当店では、Diana Maria MineのGreedy Hog Pocket、Tiny Twins Pocket、Pocket 42などをはじめ、Lady Annabella Mine、West Pasture Mine、Frazer’s Hush Mineなど、さまざまなイギリス産フローライト標本を取り扱っています。

また、イングランド中部のダービーシャーでは、紫色や青紫色などの縞模様を持つフローライトの一種「Blue John(ブルー・ジョン)」が古くから知られており、イギリスを代表するもう一つの著名なフローライト産地となっています。