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オパールについて
オパール(Opal/蛋白石)は、一般式 SiO₂・nH₂O で表される含水シリカで、規則的な長距離結晶構造を持たない非晶質~準結晶質の物質です。一般的な結晶質鉱物とは性質が異なるため、ミネラロイドとして扱われることもあります。構造の違いによって非晶質のOpal-Aや、クリストバライト・トリディマイトに関連する準結晶質のOpal-CT、Opal-Cなどに区分され、含まれる水分量や微細構造にも違いがあります。
オパールを代表する光学現象が、見る角度によって虹色の輝きが変化する「遊色効果(play-of-color)」です。微細なシリカ粒子が一定の大きさで規則的に配列すると、その構造によって可視光が回折され、さまざまなスペクトル色が現れます。この遊色効果を示すものをプレシャスオパール、示さないものをコモンオパールと呼びます。コモンオパールにも無色、白色、黄色、橙色、赤色、緑色、青色など多様な色調があり、オパールの魅力は遊色だけに限られません。
オパールは、シリカを含む水溶液から低温で沈殿することによって形成され、堆積岩中の空隙や割れ目、火山岩の空洞、温泉・熱水環境などさまざまな地質環境に産します。また、木材や貝殻などの生物遺骸がシリカによって置換・充填され、オパール化した化石となることもあります。標本では、遊色の発色や模様、透明感と地色、内部構造に加え、母岩との関係やオパール化によって保存された原組織なども重要な観察ポイントとなります。
