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フローライト イランについて
イラン産の蛍石(フローライト/Fluorite)は、多彩な色調と特徴的な結晶を産することで知られています。当店では、とくに中央イラン・エスファハーン州のKomshejeh Mine(Komshecheh Mine)から産出したフローライト標本を中心に取り扱っています。ライトブルーから深いマリンブルー、パープルなどの色調を示す結晶が見られ、複数の色が組み合わさった標本や、光源によって色調の変化が見られるものもあります。
Komshejeh鉱床は、三畳紀の炭酸塩岩を母岩とするフローライト-重晶石鉱床です。鉱床の形成は断層などの地質構造と密接に関係し、長い地質時代にわたる複数回の地殻変動と鉱化作用によって、フローライトや重晶石を主体とする鉱物組み合わせが形成されたと考えられています。方鉛鉱、黄鉄鉱、黄銅鉱なども鉱床から報告されています。
Komshejeh Mine産のフローライトでは、青から紫を主体とする色彩だけでなく、重晶石との共生も特徴的です。当店掲載品にも、マリンブルーやライトパープルの結晶、白熱灯下でカラーチェンジを示す標本、重晶石を伴う標本があり、一部には孔雀石や藍銅鉱を伴うものも見られます。色彩、結晶の集合形態、共生鉱物などを比較することで、この産地ならではの多様なフローライト標本をお楽しみいただけます。
