全6件中 1-6件を表示
コキンボ石
コキンボ石(Coquimbite/コキンバイト)は、鉄を含む含水硫酸塩鉱物で、一般に Fe³⁺₂(SO₄)₃·9H₂O で表されます。結晶は三方晶系に属し、淡紫色〜赤紫色の透明〜半透明結晶として産出することが多く、色調の美しさが大きな魅力です。結晶形は短柱状〜板状、小さな結晶が群生した被膜状・晶洞充填として見られることもあります。主に硫化鉱物が風化・酸化する環境(鉱床の酸化帯、いわゆる酸性排水環境を含む)で二次鉱物として生成し、同じ鉄硫酸塩のジャロサイト(Jarosite)やコピアピ石(Copiapite)、メラントライト(Melanterite)などと共生することがあります。産地としてはチリ(コキンボ地方周辺)やペルーなどが代表例として知られます。なお、硫酸塩鉱物のため湿度条件で風化・溶解しやすいものがあり、標本は乾燥環境での保管が推奨されます。
