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ファーデンクォーツ
ファーデンクォーツ(Faden Quartz)は、結晶内部に白い糸状のラインが通ったように見える独特なタイプの水晶(Quartz/クォーツ)で、名前はドイツ語で「糸」を意味する Faden に由来します。このラインは、割れ目やズレを伴いながら成長した水晶が再結晶を繰り返すことで生じた成長痕・癒合面に沿って、微細なインクルージョンや流体包有物が集まることで現れたものとされています。多くは扁平な板状〜タブレット状の結晶が糸状ラインに沿って並んだ形をしており、いくつもの結晶が連なった「鎖」状のシルエットをつくる標本もよく知られます。主な産地はパキスタン北部やアフガニスタンの山岳地域のほか、スイス、アメリカ合衆国アーカンソー州などで、産地ごとに結晶の厚みや透明度、糸状部分の表現が異なる点も鑑賞のポイントとなります。
