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キノ石
キノ石(Kinoite/キノアイト)は、カルシウムと銅を主成分とする水和ケイ酸塩鉱物で、ソロケイ酸塩(sorosilicate)に分類されます。結晶系は単斜晶系で、色は鮮やかなディープブルー〜青紫色を示し、細い柱状〜針状結晶が放射状集合したり、母岩表面を覆う皮殻状・被膜状として産出することが多いのが特徴です。ガラス光沢を持ち、透明〜半透明で、肉眼でもはっきりとした青色を楽しめる鑑賞性の高い鉱物です。主な産地としては、アメリカ合衆国アリゾナ州のクリスマス鉱山(Christmas Mine)やサンタリタ山地(Santa Rita Mountains)などの銅鉱床が知られており、しばしばアポフィライト、カルサイト、ほかの二次銅鉱物と共生します。産出そのものが限られる稀産鉱物であるうえ、濃いブルーの結晶集合が美しいことから、銅鉱物コレクションの中でもポイントとなる標本として高く評価されています。
